秋頃、トリオに高木元輝(ts)を加え、カルテットで活動する
コンサート「ミッドナイト・ジャズ」を開く(ヤマハホール)
[出演: 山下トリオ、高木元輝(ts)、豊住芳三郎デュオ、藤川義明グループ、於: ヤマハホール]
山下トリオ+高木元輝(ts)で「アーバン・ジャズ・コンサート」を開催
音が隣の大ホールで行なわれていた読響「第九」演奏会にまで響きわたる
後日読響が『小ホールの騒音のため御迷惑をおかけしました』と新聞に謝罪広告を掲載
岩波ホール・ジャズ講座で「ブルーノート研究」について講演
この頃から筒井康隆との交遊始まる
音楽誌「ライト・ミュージック」に「風雲ジャズ帖」連載開始
第1回青森ジャズ・フェスティバルに出演。トリオへの飛び入りで渡辺貞夫(as)が演奏
渡辺貞夫(as)とのジョイント・コンサートに出演
(渡辺貞夫カルテット・ミーツ山下洋輔トリオ」於: 久保講堂)
「ドイツ・ジャズ・オールスターズ」で来日したマンフレート・ショーフ(tp)と共演
東京工業大学流民祭で麿赤児と共演
(この年にリリースされたアルバム「DANCING古事記」の発売記念イベント)
「中津川フォーク・ジャンボリー」に出演、の予定が、暴動のため出演不可能に
長男康輔誕生
フォーク・コンサート「音搦大歌合」に出演(日本武道館)
五十音順の出演で、三上寛、山下洋輔トリオ、吉田拓郎の順に演奏
三上寛(vo)、浅川マキ(vo)とジョイント・コンサートを開く(渋谷公会堂)
若松孝二監督の映画「天使の恍惚」の音楽担当および出演
「トリオ+ブラス12」で坂田明(as)と共演(ピットイン)
急性肝炎で倒れた森山に代わり、一時渡辺文男(ds)、古澤良治郎(ds)を加えたカルテットで活動
トリオのサックス奏者が中村誠一から坂田明に替わる[山下(p)、 坂田明(as)、 森山威男(ds)]
公演旅行先の福岡でタモリに遭遇
博多のホテルにタモリ(森田一義)が踊りながら乱入した伝説的出会い
これが縁で上京したタモリは、以後テレビで大活躍する
赤塚不二夫編集「まんがNo.1」付録ソノシート「ペニスゴリラ、アフリカに現わる」レコーディング
山下は小学校時代の恩師、乙骨健太郎教授役を演ずる
三上寛(vo)、浅川マキ(vo)と青森で公演
ロック&フォーク・コンサート「春一番」に出演(大阪・天王寺野音)
粟津潔宅の裏山で燃えるピアノを弾く。ほるぷ出版の教育用レコードに収録
粟津潔のフィルムは後にニューヨーク近代美術館(MoMA)の収蔵作品となる
「インスピレーション&パワー14 フリー・ジャズ大祭」に参加
(於: 新宿アートシアター)
浅川マキ(vo)とジョイント・ツアー
佐藤允彦(p)と「ピアノ・デュオ・コンサート」を開催(朝日生命ホール)
初のソロピアノ・コンサート「ヨースケ・アローン」を開催(日本都市センターホール)
初のヨーロッパ・コンサート・ツアー。各地で大喝采で迎えられる
西ドイツのメルス、ユーゴスラビアのリュブリアナ・ジャズ・フェスティバル等で演奏
秋に2度めのヨーロッパ・ツアー
「ベルリン・ジャズ・フェスティバル」、「ドナウエッシンゲン現代音楽祭」(西ドイツ)に出演
「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ」の来日公演にゲスト出演する
(京都: 円山野音、東京: 郵便貯金ホール)
FM東京「サウンド・フォーカス・イン」のDJを1年間担当
「フローズン・デイズ」コンサート・ツアーを行なう
来日中のマンフレート・ショーフ・セクステットと共演(イイノホール他)
3度めのヨーロッパ・ツアー
ハイデルベルク、メルスのジャズ・フェスティバルをはじめ西ドイツの20カ所で演奏する
浅川マキ(vo)、泉谷しげる(vo)とのジョイント・コンサートに出演
(京都: 円山野音、東京: 日比谷野音)
新宿ピットインで初の「5デイズ・セッション」を行なう
向井滋春クインテット、SMCオーケストラ等と共演。「ピットイン5デイズ」は以後恒例になる
山下の個人レーベル「FRASCO」(日本フォノグラム)発足
トリオのドラマー森山威男退団
「全日本冷し中華愛好会(全冷中)」結成、山下自ら会長に就任
機関紙「冷し中華」第1号発行
処女エッセイ集「風雲ジャズ帖」(音楽之友社)を出版
山下洋輔、奥成達が発起人となって草野球チーム「ソークメナーズ」結成
森山威男に替わり小山彰太入団[山下洋輔(p)、 坂田明(as)、 小山彰太(ds)]
作家河野典生宅でセッション。トリオ、河野一家、奥成達、平岡正明他が参加
後にレコード「ジャムライス・リラクシン」に結実
4度めのヨーロッパ・ツアー。スイス「モントルー・インターナショナル・フェスティバル」に出演
東西ドイツ、オーストリア、オランダ、ベルギーのコンサート、フェスティバルなど30カ所で演奏
大駱駝艦公演「嵐」にジェラルド大下(reeds)を加えたカルテットで出演(日本青年館)
全冷中機関紙「冷し中華」第2号発行
エッセイ集「ピアニストを笑え!」(晶文社)出版
タモリの初ステージをプロデュース(新宿厚生年金会館)
5度めのヨーロッパ・ツアー。「メルス・ニュー・ジャズ・フェスティバル」他に出演
アデルハルト・ロイディンガー(b)を招き、デュオ・コンサート・ツアーを行なう
油井正一プロデュースによる「ジャズ街の散策/山下洋輔〜燃えるピアノ」に出演
(於: 東京郵便貯金ホール)
6度めの渡欧。ワルシャワの「ジャズ・ジャンボリー」出演他ポーランド・ツアー
全冷中機関紙「冷し中華」第3号、第4号発行
エッセイ集「ピアノ弾きよじれ旅」(徳間書店)を出版
「第1回冷し中華祭り」開催(読売ホール)。会長の座を筒井康隆に譲る
(出演: 山下トリオ、矢野顕子、三上寛、東京ヴォードヴィルショー他多数)
全冷中編「空飛ぶ冷し中華」(住宅新報社)を出版
バー「ジャックの豆の木」の閉店バス・ツアーで水上温泉へ
「全冷中秋祭り一橋大会」(一橋大学兼松講堂)、「冷し中華大阪場所」(大阪中之島公会堂)を開催
7度めのヨーロッパ・ツアー
「ノース・シー・ジャズ・フェスティバル」(オランダ)他に出演
「サマー・フォーカス・イン'78」(日比谷野音)に出演、「生活向上委員会」と共演
河野典生とインド旅行
インドのジャズ・ミュージシャン、ストリート・ミュージシャン等とセッションする
「砂山コンサート」を開催(ヤクルトホール)
[ゲスト参加: 岡野等(tp)、 向井滋春(tb)、 清水靖晃(ts)、 杉本喜代志(g) ]
葉山に転居
「第2回冷し中華祭り」を開催(平和島温泉)
相倉久人他編「山下洋輔の世界」(エイプリル出版)出版される
山下について書かれた論文、レポートの集大成
全冷中編「空飛ぶ冷し中華part2」(住宅新報社)出版
エッセイ集「ピアノ弾き翔んだ」(徳間書店)出版
ソロ・コンサート「インヴィテイション」を行なう(フジテレビ・ギャラリー)
三宅榛名(p)と共演(渋谷・ジァンジァン)
武田和命(ts)と10年ぶりに再会
「ゴールデンウィーク 6デイズ・セッション」開催(新宿ピットイン)
[武田和命(ts)、 国仲勝男(b)をフィーチャー。ドラマーは村上ポンタ秀一、古澤良治郎等]
沖縄出身のベーシスト国仲勝男のデビュー作「暖流」をプロデュース
8度めのヨーロッパ・ツアー
「ミュンヘン・ジャズ・フェスティバル」(西ドイツ)他に出演
初めて渡米、トリオで「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」に出演
トリオのサックス奏者、坂田明退団
筒井康隆、タモリ編「定本ハナモゲラの研究」(講談社)出版
「全冷中冠婚葬祭の葬儀編」を開催(六本木ピットイン)。これをもって全冷中解散
対談集「セッション・トーク」(冬樹社)出版
エッセイ集「ピアニストに御用心!」(晶文社)出版
前年の河野典生とのインド旅行を「インド即興旅行」(徳間書店)にまとめ出版